ゴールデンウィークを境に、繁華街や電車に人が増えたことを実感する今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。
西村大臣も緩みを危惧していましたが、この土日はさらに緩んでる感マシマシです。
「大型連休前の平日は8割、9割減になっていたが、直近の7日と8日のデータを見ると、6割から7割減にとどまっている。ここで若干の緩みが生じている可能性がある」/ 西村経済再生相 連休後の人出増加に「若干の緩みの可能性」 – NHK
緊急事態宣言が延長される前の期日、5月6日が自粛できる限界点だったんでしょうね。9日土曜日に吉原を回ったところ5割ほどのお店が営業再開、10日日曜日のアメ横は3割ほどのお店が営業再開していました。
再開>自粛というムードに変わったのを感じます。
そんななか、9日土曜日に、都の休業要請に応じないパチンコ店15店舗の名前と住所が都のホームページで公表されました。連休明けの7日から営業を再開した店舗が多数あったようです。
パチンコ店はどれほど「密」なのか、さっそく自分の目で確かめに行ってきました。
「密」に集まる我々メディア
まずやってきたのは都のリストにも載っていた、御徒町の「D」という店舗です。店の前にはテレビクルーがスタンバイ。日曜日にお疲れさまです。
店に入るにはマスクが必須。入り口で手を消毒される、みたいなことはありませんでした。
席の埋まり方は5割ほどで、男女比は9:1くらい。高齢者が多いのかと思いきや、若者もそこそこいます。大学生くらいの子たちが多かったですかね。
禁煙条例のおかげでマスクを外す人はわずか
久しぶりにパチンコ店に来たのですが、受動喫煙防止条例のおかげでタバコの煙で真っ白だった店内がクリーンになっていました。「マスクしても喫煙者いるからダメじゃん」というイメージがあったのですが、先月から分煙化されてたんですね。
数名の爺さんがマスクを顎にかけて口丸出しでしたが、9割くらいはしっかりマスクしていました。
釘は激シブ いま打てば負ける
先日引退したグラビアアイドルの川崎あやちゃんが出演している、CRコマコマ倶楽部@エイジセレクトYをセレクト。ハンドルを握るのが感染リスクとして怖いので、データパネルを見てまだ誰も打っていない回転数ゼロの台に座りました。
通常の4パチ(1玉1円)でしたが、まあ回らない。パチンコ攻略サイトを見るとボーダーは1000円20回転といったところですが、1000円で12~13回転くらい。そりゃこんなときにお店に来るのはカモですよね…。
それでも1500円で最初の当たり。まあ甘デジですから。しかし連チャンを引かず単発終了。
その後単発を2回引き、時短打って撤収です。長居するのはさすがに怖いですので。
パチンコ店が営業するということは当然ですが最寄りの景品交換所も営業中。小景品4つを交換して、4000円也。1500円投資だったので2500円のプラスです。
席の埋まり方が5割くらいで、隣に人がいなければそんなに恐怖感はありませんでした。人と会話しないですし、怖いのはハンドルでの接触くらい。1時間もいなかったですけど。
リストにない大型店は大繁盛
続いて、都のリストに載っていなかった大型店「S」へ。上野駅からすぐの好立地で、ここでもテレビの皆さんがパチンコ客を捕まえて路上インタビューを実施中。みんな働くなあ…。
こちらの大型店でもマスクは必須。入り口でアルコール消毒がマストになっていました。そして、いい場所にあるだけはあって店内は大混雑。4パチ→1.12パチ→0.5パチとレートが下がるにつれて人口密度が上がっていき、0.5パチは空席なしで台の後ろに待ちがいるほど。
先ほどと違ってこの「密」は恐怖を覚えます。おっちゃんら大丈夫か。
連チャンして長時間いるのは怖い
釘を見るために1.12パチで「Pクイーンズブレイド美闘士カーニバル ナナエルVer.」を打ってみます。1軒目よりは回る印象です。
400円で初当たり。打ち始めたときは両隣に誰もいなかったんですけど、連チャン中に両サイド埋まりました。この距離感は正直怖い。僕も無症状者かも知れないし、マスクしてても緊張感が走ります。
そんなときに限って7連チャン。10Rは1回だったんで大したことはないんですけど、それでもすごく時間が長く感じました。早く帰りたいときに限って当たるあるあるです。
小景品3個もらって3000円。400円で出たのでプラス2600円。2店合わせて5100円の勝ち。あれ、何しに来たんだっけ…。
店を出るとアメ横では居酒屋の客引きが復活していました。飲食店はだいぶ営業再開していましたね。お腹は空いていましたが、そのまま自転車で家に帰り、風呂場に直行しました。
性善説には限界がある
パチンコ業界を擁護するわけではありませんが、やはり保証なき自粛はもう限界だと思います。むしろ入店制限をかけて一席ずつ空けて座らせるなど、リスクを下げた営業再開を指示すべきではないかと。
一歩パチンコ屋を出るとマスク無しで密になってお酒飲んでる人がたくさんいるのは全く説得力がなく、「保証+罰則」で閉めさせるか、新しい生活様式に則って業態変更をさせなければ、店が開いてる限り客はやってきます。
この中途半端さは2週間後の数値に出ますし、またそこで感染者数右肩上がりになれば、6月1日になっても緊急事態宣言が解除されないかも知れません。
息子の小学校などは6月1日再開予定ですが、家にいさせるのだってもう限界です。
自粛要請という性善説に基づいた玉虫色の指示は1ヶ月しか持ちませんでした。このままなし崩しに6月を迎えるのか、厳しく締め直すのか、決めるのが偉い人のお仕事ではないでしょうか。
ただ、新型コロナウイルス肺炎はたとえ死ななくてもめちゃくちゃしんどいようなので、僕は取材以外は家にいようと思います。ワクチンができるまでは…。
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