「会いに行けるアイドル」言わずと知れたAKB48のコンセプトですが、ボクがアイドルの追っかけをやっていた1990年－94年の頃は、そうそうアイドルに会うなんてことはできませんでした。
あの狭い秋葉原のAKB劇場で好きなアイドルに会える。いい時代になったものです。好きだったアイドルの曲を生で聞ける機会というのは、正直今だけしかありません。期間限定の青春。
1989年、ボクは乙女塾というおニャン子クラブ第2弾にハマりました。乙女塾からはCOCOやribbonなどのアイドルグループが誕生。ナウなヤングに説明すると、永作博美さんや三浦理恵子さんも乙女塾でデビューしたんですよ。
しかし、COCOは1994年に解散、ribbonも1995年には活動休止。生で好きだったアイドルの歌を聞く機会はパッタリとなくなってしまいました。
あれから20年。ribbonのメンバーだった松野有里巳さんがダンスインストラクターとなり芸能界にまさかの復帰。今年開催されたLIVEで、20年ぶりに生の歌声に再会出来たのです。
それはそれは感動しました。
という前置きがありつつ、ご縁あって元3人組アイドルグループ「Melody」の田中有紀美さんが定期的にやっているLIVE「田中珈琲店」を拝見すべく、下北沢の風知空知というライブレストランに行ってきました。
土曜日の夕方でしたが、お客さんでギッシリ。田中有紀美さんは僕と同じ年の1977年生まれ。安室奈美恵さんと同学年です。ファンの年齢層はそれよりちょい上。40代前半といったところでしょうか。
おっとり、といいますか西村知美さん系の天然、田中有紀美さんの人柄あふれる優しい雰囲気のLIVE。アコギとサックスのアレンジで、往年のアイドルカバーや、Melodyのヒット曲、JAZZテイストのオリジナル曲を楽しませていただきました。素敵な時間でした。
何が言いたいかというと、田中有紀美さんのファンだった人は幸せだよなあ、ということです。今回のライブで19回目だそうですが、Melodyは1993年デビューですから、20年以上たった今、まだ好きだったアイドルの歌を生で聞く機会がある。これがどんなに幸せなことか。
大人になって、お酒を飲みながらカウンターで自分の青春を眺める。ああ、うらやましいなあ。
今、大好きなアイドルがいる皆さん、会えるうちにあっておいたほうがいいですよ。20年後に会える保証はどこにもありません。
僕は奇跡が重なってCOCOの宮前真樹さん、ribbonの松野有里巳さんという推しメンに会うことが出来ましたが、当時のディレクターという特殊な先輩がいなければ無理だったでしょう。
若人よ。青春をアイドルに燃やすのは無駄じゃない。CD10枚買ったっていいじゃない。その曲を20年後に聞いたら、全ては昨日のように思い出されるさ。
乙女塾のLIVE見たいなあ。
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