東洋経済オンラインが本格的な動画メディアを始めると聞いて

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イケダハヤト師のブログで、「IVS」がレポートされています。正直、「IVS」がなんなのか、僕もよく分かってませんが、ネット関連の凄く偉い人がたくさん集まって仲良くお話をする会みたいです。京都でやったんですって。会社の偉いさんは経費で京都観光ええなあ。(そんな暇ないか)。

で、普段は一応レポート読むものの、技術の話とかチンプンカンプンなので、「読んだわー」ってドヤ顔してるだけなのですが、「来年は動画メディアが熱い」って紹介されてたので、読み込んでみました。

東洋経済オンライン編集長「2014年4月に、本格的な動画メディアを始めます」 – ihayato.書店 http://www.ikedahayato.com/20131204/1448964.html


-東京経済オンライン編集長 佐々木さん

2014年は動画の年になると確信している。来年の4/1には動画サイトをオープンしようとしている。今の映像は、コストが高いマス向けか、低コストのニッチ向けか、という二極化状態。我々は、ミドルコストで数万~数十万をターゲットとしたメディアをつくりたいと考えている。スタートアップに特化したチャンネルを公開していく予定。

-イケダハヤトさんの解説

佐々木さんのお話のなかでもっともインパクトがあるのが、動画チャンネルの話。恐らくYouTubeチャンネルを開設するのでしょう。ここ、日本ではまだ火が付いていないですが、間違いなく重要な媒体になっていく確信があります。流石東洋経済オンライン…。

ほうほう、「動画の年」とな。言論系の動画をコンスタントにマネタイズするには、YouTubeしかないので、そこは間違いないと思いますが、動画はとにかくお金と時間がかかります。しかし、動画1再生で得られる広告費は、1再生=0.4円くらい。(長い動画だと多く広告が表示されるのでもっと上がりますが)そしてあっしが運用させてもらっているBLOGOSのYouTubeチャンネルでも、5万PVに届く動画はなし…

最初から「完パケ動画」を意識したものではなく、生放送のアーカイブを置いているだけなので、一概には言えませんが(僕の番組がつまらない、というのが原因…か?)、動画でマネタイズするのは大変です。

仮に、コンスタントに1万PVで4000円入ってくる動画を週3本作って、月4万8000円。個人ならいいですけど、事業としてはとても無理です。

ちなみに、1万PVを取る動画、ってのは結構大変。現代ビジネスさんのYouTubeチャンネルでさえ、一番再生されているのが6000回ちょいです。

映像制作にはお金と手間がホントにかかります。機材という初期投資も安くありません。簡単に動画を作ることはできますが、クオリティが低ければ再生されません。作れば作るだけ赤字になる動画コンテンツってのはどこまでお金をかけられるかという体力勝負。全盛期には僕のチームだけで月7000万円使ってました。制作費。

ビジネスにするには動画にスポンサーをつけるしかありません。短期的にブワーっと動画コンテンツが流行したとして、あとは体力の削りあいです。

2008年からかれこれ5年間、言論・討論の番組を100本以上作ってきましたが、討論ってのはどうしても長時間議論を見なくてはいけないので、再生回数伸びないんですね。時間のない人のために、文字おこしして、記事にしてBLOGOSでは提供していますが、ここも人的コストがハンパなくかかる。そして、真面目なコンテンツを見ようってのは一部のオピニオン層しかいない。ネコのモフモフした動画にはどうやっても勝てないのです。

という現実がありつつ、東洋経済オンライン・佐々木編集長のことですから、新しい動画コンテンツの形を見せてくれるのかなー。動画ブームきたら便乗したいなー。

あ、12月17日(火)に年内最後の生放送やるのでお楽しみに。今回は「メガバンクはどこで間違えたのか?銀行と反社の金融裏事情」。コンプライアンスの第一人者、弁護士の郷原信郎さんと、ヤクザと金融のスペシャリスト、経済ジャーナリストの須田慎一郎で、銀行の裏の顔に迫ります。おお怖。

ちょっと古いけど、生放送の機材はここに書いてありますので、ご参考になさってください!

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・Ustream・ニコ生時代の最強放送機材”VR-5”を導入してみた!– LINE Corporation ディレクターブログ

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