そんなAMが5周年を記念して、阿佐ヶ谷ロフトAでトークイベントを開催。ゲストがエッセイストの紫原明子さんということもあり、お祝いがてらロフトで1杯やろうかなくらいの軽い気持ちで参加してきたのだが、男女のSEXに対する姿勢の違いに打ちのめされることになった…。泣きながらレポートする。
中の人のプロフィールに驚愕
(写真は出演者の希望によりLightroomでソフトフォーカス処理をしています)
・AM編集長 金井さん
ネットメディアの男性編集者は2ch大好き腐れ童貞みたいな奴ばっかりなのに、なんだこのリア充感は。「朝マック」くらいのテンションで「朝セックス」って言われても。おもちゃ付きかなそのセットは。
恋愛記事にコメントする童貞ネット民たち
恋愛系の記事には「ブスが恋愛語るな」というコメがよく付くらしい。
彼女たちは叫ぶ。「ブサイクだからって発言を制限されてたまるか!」
ほんこれ。ブサイク男の発言を制限したら、はてブなんて即過疎って終わるぞ。
エロ記事を上げれば「親が泣くぞ」
「それは自分で決めること」
「死ね」
非モテの我々のコメントは所詮「見当違い」なのだ。ちょっと意見してやろうなんて上から目線は秒で捨てた方がいい。
ヤリマンだって相手を選ぶ
ニコニコニュースに掲載された「“ヤリマンなのにどうして僕とやってくれないんですか?” 童貞から集めた疑問に答える話題の同人誌。制作秘話と童貞からの反響を聞いてみた」800ブクマ超えの大反響を集めた記事だが、こちらにもクソリプ、クソブクマが次々に寄せられたという。
そんな見当違いなコメントに「ヤリマン=誰とでも寝る女じゃない。なぜ相手を選んでいることが伝わらないのか。誰でもいいわけねえだろ」。と痛恨の一撃。
グウの音も出ない。
はてブで喜々としてビッチだなんだとコメントする連中には「山奥で一生誰ともかかわらずに生きていって欲しい」と、暖かいお言葉をいただいた。
ゲストの紫原さんは「AMは被害者ヅラをしないのがいい」と言う。
たとえばワンナイトラブ。女性目線で「ヤリ逃げされた」と書きがちだが、AMはそうしない。なぜか。
中の人はこう答える「え、やり捨ててるのはこっちですから」。
カッコイイ。やり捨てられたい。
我々おっさんはキモイ生き物だと自覚した方がいい
彼女たちは「おっさん」をしっかりヲチしている。そして厳しい。そう、我々は女性から見てキモい存在なのだ。
「おっさんが連れてくる女がつまらない」
男の人が「面白い」と思う女の人と、女の人が「面白い」と思う女の人は違う。
じつに勉強になる一言だ。おっさん各位は肝に銘じて欲しい。
SEXに対する姿勢が違いすぎて震えが止まらない
「【漫画】今日はもうマグロでいっか…ってときの省エネ愛情表現テク」という人気記事があり、女性にとって「マグロ」はテーマの一つだそうだ。
男からの「◯◯して」をいかにかわすか、なんて話でも会場は盛り上がる。そうか、これが共通認識なんだ。気持ちいいふりして「SEX面倒くさい」って思われてんだ。こわいこわいこわいこわいこわい。
もう2度と、はてブ民もネット童貞たちも、彼女たちに戦いを挑んではいけない。
レベルが違いすぎる。
エロ記事をSNSでシェアするとビッチに見られる
そんな彼女たちにも悩みがあるという。
それは、エロ記事をシェアするだけでビッチ扱いされるということだ。フェイスブックにAMの記事をポストすると「ヤラせてくれる女」「下ネタOKな女」と認定されてしまうらしい。
我々は学びたい。「ヤリマンだって相手を選んでるんだ。キモいおっさんが眼中に入るわけがない」と。エロ記事が女性からシェアされてきても、ウキウキとコメントしてはいけないのだ。
恐ろしく勉強になった質疑応答
質疑応答のコーナーでは男性客からの質問にも答えてくれた。というか、ぶっちゃけ私の質問が読まれた。(事前にアンケートを記入)。
Q:「中折れした時の気まずい空気の解決策を教えてください」
全おっさんが知りたい質問だ。性のプロフェッショナルである彼女たちはこう答えてくれた。
A:バカじゃないから中折れしたのはわかる。ごまかそうとしなくてOK。「ここからの試合は女性をイカせるほうにシフトします!」と宣言したらいい。そうしたら、「あ、ここからルール変わったんだ。私が気持ちよくなればいいんだ」と楽しみ方を変えられる。
勉強になりました。
「張り切って2回戦始めたくせに折れるパターン多いよね」とグサリとするコメントもいただきました。
男性陣は欲張らずにいきましょう。
女性にとってSEXは楽しむもの
質疑応答で最後の方にマイクを握った女性が放った「より自分のSEXを楽しみたいんですよ!」という一言が忘れられない。
そうか、SEXは女性にとって楽しむものなのか。快楽を追求しがちな男性とは大きな隔たりがある。いやむしろ、女性にはSEXを楽しむ余裕があるのだ。
紫原明子さんは記事で「童貞っていうのは状態でなくマインド」という名言を残しているが、果たして自分は童貞マインドを捨てられているのだろうか、SEXを楽しむ余裕はあるのだろうかと、雨の阿佐ヶ谷をトボトボ帰りながら考えた、40歳の初夏だった。
自信を取り戻すために藤沢数希さんの恋愛工学でも読もうっと。
AMさん5周年おめでとうございます。