檜原村の山中には「小林家住宅」という重要文化財があります。
18世紀(江戸中期)に建造された民家で、当時の間取りがそのまま残されているのですが、標高750mの山の中腹に建ち、ここへたどり着くには急斜面を30分弱登る必要があります。これがハンパなく大変w
グループで行くなら必ずモノレールを予約せよ
藤倉の集落を抜けた先の駐車場からモノレールが設置されているのですが、要予約。これがハードル高い。3~4名のグループから動かしてもらえるそうです。
お問い合わせ・モノレール予約
小林家住宅管理棟 電話:090-5543-0750
までどうぞ。悪いこと言わないから、モノレールに乗って下さい。
1人旅のボクは徒歩で登るよ
38歳会社員。老いたとはいえ格闘技経験者です。山道30分くらい楽勝だべと余裕ぶっこいて出発。
登山道の入り口がわかりにくいので注意。駐車場から歩いて集落の方へ戻ったところにあります。目印はバス停。
道路から登山道へと入っていきます。
20分じゃ着かないということをこの時は知る由もなく…。
ここにもモノレールがありますが、村外のかたは「基本的にお断り」しているとのこと。まず運転する人がいませんからね…。
急勾配すぎる…。
山道マジキツイ
ぜーぜー。ガチの登山じゃねえか…。
ようやく着いたと思ったら、私有地!?まだ先なのか…。
ぜはー。ぜはー。
つ、着いた…。
こうなります
汗、びっしょびしょ。「歩いてきたんかー。ご苦労さん」と管理人さんにねぎらいの声をかけられ、しばし重要文化財の軒先で休憩。フランクに座っていいんかいw
管理人さんが漬けた梅干しをいただいて回復します。
あー、生き返る…。
ぐったりしているボクを見かねてか、お茶まで淹れてくださいました。マジ泣けるんですけど。
ちょうど軒先にこんなものが。
迷わず入れるよね。
江戸の暮らしが伝わってくる重要文化財
体力も回復したところで小林家住宅を見て回りましょう。
平成23年から3年間の修復工事を経て、昨年リニューアルオープンした小林家住宅。
玄関ではかまどが稼働中。リアル炎。
土足厳禁です。
煙で幻想的になっとるw
写真パネルなども展示されています。
柱とか当時のままなのかなー。すごいなー。
江戸時代の人はこういう暮らしをしていたんですね。
奥には畳敷きの部屋もあります。
天井が1番趣あるかもしれない。
お掃除ロボットメーカーはここでCMを撮影すべき
18世紀の民家は板の間中心。
300年の歴史ある床を磨くのはそう、ロボット掃除機ですw
掃除機メーカーの皆さん、ここでCM撮ったらカッコイイですよ!そして保存のために寄付金出せばイメージアップもできて一挙両得。ボクが役所の人だったら営業に行くわ。
屋根は張り替えられてピカピカです。
400年前の人も同じ景色を見ていたかと思うと感慨深いですね。
外観をぐるりと一回り。
建物としても美しい。
トイレからの絶景
隣りにある管理棟には綺麗なトイレもあります。
トイレの横に目をやると…
絶景wwww。ぜひお立ち寄り下さい。
これが観光客用のモノレール
建物の反対側には乗りたかったモノレールが停車中。
メッチャしっかりした作りじゃないか!
これに乗ってきたかった…。
最後にとっておきの裏技紹介
公開時間は朝10時からの小林家住宅。朝9時頃に管理人さんがここへモノレールで登ってくるそう。その通勤の時だったら、「1人でも乗せてあげるよ」とのこと!
下の駐車場の端っこに停まっている軽トラが管理人さんのもの。朝早めに来て、ここに車がなければまだ管理人さんは来ていないので、待っていれば一緒に登ることができます。少人数で来るときには朝イチで小林家住宅から回りましょう!
この情報だけでも汗だくになった甲斐があったわ…。ちなみにauは圏外なのでお気をつけて!(ドコモはつながった)
さあ、お昼ごはんを食べに村の中心部へ!
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