大島優子に逢ってきた

おっさんの日常
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優子の卒業以来、胸にポッカリと穴が開いたボクは、なんの未来見えぬまま街を彷徨っていた。最後のヘビーローテーションをCMでバッサリ切られて、思い出まで切り刻まれてしまったのだろうか。

…雨が、降っていた。


傘をさしていても濡れてしまうような雨足の強さに白旗をあげ、少し雨宿りしようと近くにあった自動ドアをくぐった。数歩歩くと、現実を突きつけるように、総選挙の順位が書いてある立て札があるではないか。なんという皮肉。

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1位のところにあるはずの、優子の名前がない。でもこれは、彼女が決めたことなんだ。僕らは笑顔で送り出したじゃないか。

そんな弱虫を叱るように、優子の言葉が掲げられていた。

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「前しか向かねえ」 …そうか、そうだよな。前を向くんだ。過去にはなにもないさ。

唇を噛み締めて前を向くと、そこにはAKB48と書かれたジュークボックスが並んでいた。見たことのない機械だが、どうやら推しメンを選べるらしい。

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当然、優子をチョイス。思い出は美化されるのか、心なしか若く見える。あ、こんなことを言ったら怒られちゃうかな。

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このレバーを回すと、音楽が始まるみたいだ。握手会の時のように、ボクはそっと手を差し出した。

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音楽が流れ始めた。これはPVが見られるジュークボックスのようだ。最近の機械はすごい。

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しばらく座っていると、何か数字がそろったようで、フルバージョンで次々にPVが流れだした。映像とともに思い出までよみがえってくる。

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「ポニーテールとシュシュ」だ。こんな大画面で優子のビキニを見るのは少し気恥ずかしい。

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しかし、PVに集中したいのに、銀色の玉がジャラジャラとうるさい。作った人は気にならなかったのだろうか。改善を希望する。

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10曲くらい見て、沢山の元気をもらえたのでそろそろ帰ろうとすると、先ほどからPVの邪魔をしていた銀の玉が、足元に沢山たまってしまっていた。

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しかたなく店員さんを呼ぶと、玉の数が印刷された紙と交換された。次の握手券かな。

店を出て近くの黄色い看板のカウンターに紙とさらに交換された小さな箱を渡すと、なぜだか現金をもらえた。

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握手券の払い戻しかな?と思いつつ、コレはきっと「前だけを向いて進め」という優子からのメッセージと受け止めることにした。

ボクと同じように「AKB48の大島優子」に逢いたくなってしまった人は、あの雨宿りができる店に行くといい。きっと、前を向いて進む力を少し分けてくれるから…。

P.S. こじはる推しです。

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