イラッシャイマセ。ヨウコソヘンナホテルグワァアア!
夏休み、いかがお過ごしでしょうか。ウチの息子も気がつけば小学校3年生。家でゴロゴロばかりしているわけにもいかないお年頃です。
ということで、「史上初、ロボットが接客するホテル」でギネスブックにも載っているという「変なホテル」に変なおじさんがやってまいりました。
見た目は普通のビジネスホテル。ぜんぜん変じゃない。
ウイーン。いきなりの「変なホテル」。このネーミングって「面白い芸人」みたいな、自分からハードル上げに行き過ぎな気もするんですよ。どんだけ変なんだろう。入ってみましょう。
ぷぎゃあああああああああ!
入り口をくぐるといきなりのティラノサウルス。疑ってすいませんでした、絶対変です。トリケラトプスの「助けて…」という表情がたまりません。
巨大な水槽を悠々と泳ぐのは…ロボットフィッシュ!そうだ、ここはロボットホテルだった。
ゴミ箱ロボもいます。(ただし、ゴミは拾わない)
本当にロビーを掃除してるのは安定のルンバ君でした。
マジで無人の受付ロビー
さて、一通りロビーではしゃいだので、そろそろチェックインしましょう。ここまで、誰一人として人間に会っていません。ガチで完全無人です。
「ヨウコソ ヘンナホテルヘ」。受付に近づくと突如動き出す恐竜ロボ。
喋ってるだけで超怖いんですけどwww
「タッチパネルヲ ソウサシテクダサイ」。あ、無人受付ってそういうことか。
各国語対応でオリンピックも安心。
音声入力を使って、恐竜ロボと会話するわけですね。
おー、認識した。
あとから聞いたんですけど、女性や子供の声は認識しにくいんですって。つい取材しちゃう職業病。
承認完了。チェックインに人がいなくても成立しちゃうんだなー。
無事にカードキーが発行されました。
そんな間も恐竜はわきゃわきゃ動いてます。
肉食系でいらっしゃいますね。「有名な映画を題材にした映画」ってのは何シックパークのことでしょうか。
アメニティは恐竜の手元にあるので勝手に持っていってください。
あと、ロビーにはホットスナックと、
コーヒーの自販機。どこまでも無人です。
それではエレベーターで客室へ。降りたらいきなりのガシャポン。子供のハートを揺さぶりに来ます。
廊下はフツーのビジネスホテル。
と、思ったら、床のあちこちにロボット掃除機がスタンバイ。
人間の仕事はどんどんロボットに置き換わっていくんでしょうね。
部屋にもロボットが…
今回はスタンダードトリプルのお部屋。決して広くはありません。
部屋はなんと土足禁止。アメリカ人もビックリです。
入るといきなり名前が表示されています。スイッチオン!
ピコッ!ピロピロ「コンニチハ。タピアデス」ロボットが起動しました!
「タピア、電気つけて!」空調からテレビから照明まで、全部声でこのロボットがやってくれます。ロボットとの会話が楽しかったようで、息子はずっとこれで遊んでおります。すげえ時代だな。
ロボット以外のサービスはあまり良くない
さて、普通のホテルとしての使い心地です。宅急便はない、製氷機も電子レンジもない、子供連れが来るに決まってる「恐竜ホテル」なのに、子供用のナイトガウンがない、となかなかの不親切ぶり。
館内全面禁煙はよかったけど。
VR(スマホと箱)を貸してくれるサービスもありました。500円。
意味の分からない「高輪クリニック」のサジェスト
そして部屋のしおりの最後には、なぜか遺伝子検査と腸内検査の「ご宿泊者限定」サービス。
何かのネタかと思ったらガチの宣伝。なんなのこれ…。
トリプルの部屋で親子3人川の字です。狭くはないけど広くもない。
恐竜っぽさは壁の絵くらいかな。
「テレビ、つけて!」って最初は楽しくてやってましたが、リモコン使ったほうが120万倍くらい早いので、音声入力はまだまだこれからのサービスだなあとしみじみ思います。
窓からはディズニーランドがよく見えます。
葛西臨海公園の観覧車も見えますね。あそこで土屋礼央さんとロケしたなあ…。
お風呂はキレイでいい感じ。トイレと別なのも高ポイント。
トイレはもちろんウォシュレットですよ。
洗面台のアメニティは歯ブラシのみ。こういうところはビジホです。
夕食を外に食べに行くのが面倒くさい
さて、ここ変なホテルに夕食はついていません。なので夕食は近所のフツーのチェーン店で済ませるか、舞浜駅まで戻ってイクスピアリに繰り出すかです。住宅街で流しのタクシーも少なく、わざわざ電話で呼んで、1メーターちょいの駅まで行って…と、だいぶ面倒くさいので覚悟しておいてください。
あー、疲れた。再びタクシーでホテルまで戻ってきました。500円別料金のVR恐竜動画を体験して寝ます。
タピアもおやすみ…。
朝食はジャングルバイキング
おはようございます。 一泊朝食プランのため、朝は併設の「ジュラシックダイナー」でバイキングです。
お、なんだか楽しそうなレストランですね。ちなみにレストランは無人じゃありませんのでご安心を。
全体的にしっかり「ジュラシック」な感じのコンセプトレストラン。
部屋にいると「恐竜感」があまりないので、これはいい感じです。
沢山の親子連れで賑わっています。
サラダはまぁまぁの品揃え。
定番の朝食系。
唯一のオリジナル「恐竜ナゲット」かわいい。
シューマイ。
和食系のおかず。
漬物に納豆。
うどんに冷奴。和食多いな。
味噌汁にコーンスープにカレー。子供向きですね。
朝からパフェを作っちゃうようです。
アイスクリームを、
コーンフレークの上に乗せて、
お好みのソースとトッピングでいただきましょう。
ドリンクも種類があっていいですね。
お腹いっぱいで部屋に戻り、「タピア、ばいばい」と声をかけると、「サビシイケド、オワカレデス、サヨウナラ」と泣けるセリフ。やるじゃんか。
チェックアウトも無人です。相変わらずのド迫力。
バックヤードにはちゃんとスタッフもいますので、困ったら内線で呼んでくださいね。
変なホテルは長崎のハウステンボスと、千葉の舞浜にあって、この8月には愛知県にもオープン。我が家が泊まった変なホテル舞浜は、JR京葉線の舞浜駅からタクシーで1000円弱でした。正直不便なところにあります。
使い方としてはディズニーの帰りに泊まるのがベスト。恐竜好きのお子さんは喜ぶと思いますよ。
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それでは引き続き楽しい夏休みをお過ごしください。親って大変だよね…。
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