2018年3月20日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われた、ネットニュース「第1回モヤモヤ王」決定戦。僕はここで、ネットウォッチャー四天王の一人、Hagexさんに初めてお目にかかりました。
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どんな怖い人が出てくるかと緊張しつつも楽屋に挨拶に伺うと、「あーー、あなたがたのっちさん!『イベントなめんな』のエントリは名作でしたね~!」と、人懐っこい笑顔のHagexさんが出てきて、いい意味で肩透かしを食ったのが昨日のことのようです。
プチ炎上を起こし謝罪に
その後、このイベントがかる~く、ほんのすこしだけ炎上しまして、火元がどういうわけか僕だったので、後日行われた打ち上げへ謝罪に赴きました。
そこで楽しくお酒を飲んで、次回のイベント期待してます!って言って、お別れして三ヶ月。まさか福岡で凶刃に倒れるとは誰が思いましょう。
山本一郎さんや中川淳一郎さん、narumiさんのように個人的なお付き合いがあったわけでもないですし、人生でイベント合わせても6時間強、同じ屋根の下にいただけです。それでも今日はショックでした。同業者というのもありますが、一緒にお酒飲んだ人が殺される、なんて今まで一度もなかった。過労死で死んでいった人はたくさんいましたが、襲われて亡くなるなんて。
Hagexさんに教わった読モライターの歴史
Hagexさんこと岡本顕一郎さんの経歴は会社のオフィシャルサイトに出ていますが、もともとは白夜書房で編集者をなさっていた方。ブログの文章うまいなあと思っていたら、やっぱプロだったわけです。
ラジオディレクター時代、ニッポン放送で白夜書房さんの「パチンコ必勝ガイド」のCMは沢山流れていたので、その話を打ち上げで聞いたときは大層びっくりしました。
そんなHagexさんから、打ち上げで教わったことがあります。イケダハヤト師やはあちゅう氏、カツセマサヒコ氏などを始めとする、ライターやブロガーがタレント化する昨今ですが、「読モライター」ってのはパチンコ誌では大昔からあったんだと。
たしかに、「有名ライターが当店に参戦!」みたいなポスターをパチンコ屋さんでよく見かけます。パチンコ必勝ガイド編集長だった名物編集者の末井昭さんも「ゴンゾーロ末井」として露出しまくってましたし、いまでもパチンコ番組はライターが番組の主役です。
(http://www.mondotv.jp/pachi_pachi-slot)
田端信太郎さんが「ブランド人になれ!」と叫ぶ数十年前から、パチンコライターは自らをブランド化していたわけです。
Hagexさんが異常なまでの愛でブロガーやライターをウォッチし続けていたのは、こういうバックボーンがあったからだったんだなと、ハイパー腹落ちしたのでした。
そしてなぜか、事件の起こる数時間前の日曜日の午後、パチンコ屋の前を通りがかった僕はこの「読モライター」の元祖はパチンコ雑誌の話を思い出し、インスタにアップしていました。100%偶然とはいえ、こういうことってあるんだなあと。(声ちっちゃくてすいません)。
https://www.instagram.com/tv/BkZNGVmFlpt/
ご冥福をお祈りいたします。
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