街を歩いていると、ふと金木犀が香る季節になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
2020年10月1日で、株式会社livedoorに入社して丸10年が経過し、11年目へと突入しました。
この10年で西新宿オフィスから渋谷ヒカリエに引っ越し、会社名がLINEになり、手狭になったということで外様のライブドアはクロスタワーへ追い出され、新宿ミライナタワーに戻れたと思いきやコロナで出社がいらなくなり、再来週からはコモレ四谷(四谷タワー)へと引っ越すことに相成ります。
新築のオフィスビルに引っ越したのに出社しないでいいという未来がやってくるとは、10年前には予想も付きませんでした。
10年選手が珍しい弊社
遡ること半年ほど前、コロナ前のセミナールームでリーダー研修なるものがありました。その時、運営の演出で席順が社員番号順(入社順)になっており、自分の席が古い方から数えて5番目くらいになっていたのにはビックリしたものですが、43歳が超ロートルな会社、嫌いじゃないです。
BLOGOS初代編集長の大谷さん(現ABEMA)の退職に伴い、LINE NEWSから出戻りで2代目編集長になったのが4年前。トランプ勝利のニュースを取材先の熊本で見たのを思い出します。そして気がつけばまた大統領選。時の流れが早すぎて、定年があっという間にやってくるような気もします。
今年の仕事のテーマは「権限移譲」ということで、30代のスタッフに現場を切り盛りしてもらおう!と思っていたところ、たまたまBLOGOS以外の仕事が急激に増え、否が応でも現場を離れつつありいい感じです。
それでも月20本は担当の原稿があるので、すっかりブログを書く余裕がなくなってしまったのは反省せねばなりません。原稿書かない記者と締め切り守れない記者は記者じゃないですからね。
マネジメントは難しい
入社11年目ともなると、否が応でも「マネジメント」という業務が発生します。今年は会社が半年に亘るマネジメント研修を受けさせてくれまして、人生で読むことがないと思っていたマネジメント系のビジネス書も沢山読む機会がありました。
その研修で数十人の管理職と一緒になったのですが、周りのマネージャーが優秀でビックリしたんです。ウチの会社にはこんなにちゃんとした人が沢山いるのかと。
世の中って基本的に仕事をバリバリやる人が出世するじゃないですか、そうすると管理職は頑張る人か頑張らなくても結果を出せる超優秀な人ばかりになりますよね。適当に仕事をやったり好きなように生きたい人はなかなか出世せず現場に残り続ける。
そうなると新人マネージャーの多くは、頑張らない人に対して「なぜ仕事を頑張らないんだろう」って自分と他人の価値観の違いにぶつかるんですよね。
まあそれを頑張れるように仕向けるのがマネジメントで、その手法を学ぶための研修だったんですが、そもそもみんな大人なんだから頑張りたいやつが頑張ればいいじゃないですか。
応援されないと頑張れないとかゆとりかよ。
とはいえコーチングができる人はスゴイなって思いますし、今まで上司に恵まれてきたなと再確認する1年でもありました。
Podcastの時代がやってくる
今年新たに始めたのが、Podcastの研究です。私は元々ラジオディレクターで、Podcast番組もあれこれ作っていたんですが、アメリカがただ今空前のPodcastブーム。日本でも音声メディアが続々と誕生しており、爆発前夜の空気が漂ってきました。
その中でも最もイケてるのがスポティファイが買収した「Anchor」というPodcast作成サービスで、スマホ一台でこんなに簡単にPodcastが作れるのか、しかもサーバー代まで無料なのかと驚くばかり。
本当は誰かが喋ってくれたものを番組にするのが得意なのですが、友達がいないので自分で喋って実験しています。歳を取るに連れ、顔出しが恥ずかしくなくなってきました。面の皮が厚くなったのでしょうか。
数年後には、小学生のなりたい職業に「ポッドキャスター」が入っていると思いますので、日本各地のラジオディレクターは明日からPodcastを始めましょう。
オリンピック延期も不景気突入は予想通り
さて、ここからは個人投資家としてのお話。「オリンピックの翌年からは不景気になる」という予想通り、土地の値段が下がり始めました。主な原因は新型コロナウイルスだったんですが、やっと不動産価格が熟れて来そうです。
オリンピックまでに1億円貯めて、オリンピック後の不景気で不動産にシフトする、という目標を5年ほど前に立てた私。残念ながら1億円は貯まらなかったものの、6500万円の借金を背負って2棟のアパートを買い、資産だけはなんとか1億円に届くことができました。
…ほぼ米株のおかげですが。
これからは大家としての経営力を高め、不景気でも融資してもらえるような経営者を目指さねばなりません。まずは団体信用生命保険の上限2億円まで借金を重ね、5棟くらいの規模を実現させます。
宅建の勉強も同時進行で進めております。人生やることが多いですね。
借金ができるのもひとえに会社のおかげです。金融機関は安定したサラリーマンや公務員じゃないと、なかなか大金を貸してくれません。転職するとしばらくはお金が借りられなくなるため、大手企業は従業員に不動産投資を推奨したら離職率を下げられるんじゃないかと思うくらいです。
それでも私はまだまだ属性が足りず、例えば某地銀さんは金融資産が最低5000万円ないと相手にしてくれないし、メガバンクともなると億の資産が必要です。
社会人になって21年。エンドユーザーの評価が全てだと思って仕事をしてきましたが、これからは金融機関からも評価される男になりたいですね。
11年目も一生懸命働かせていただきます。