「野中藍、ラリルれ、サタデーナイト。」10周年記念公開録音レポート
2015年3月8日にちようび。兵庫県神戸市「神戸ファッションマート “イオ”」
AM8時にスタッフ入り。パイプ椅子出し、マイクセッティング、照明シュートと設営が始まっていきます。
副調整室（サブ）でも着々とスタンバイ。このマイクでみんなの声を収録したんですよ。
藍ちゃんもスタンバイし、リハ開始。 マネージャーの末吉さんいえーい。
映像チェック、スライド画像のチェック。 お渡し会の段取りと、入念なリハが続きます。
ロビーでは物販スタッフがスタンバイ。キーホルダー売り切れたんだってね。
サウンドチェックから歌リハの間に、みんなのフォルダに眠っていたラリルれの秘蔵写真を大急ぎで貼っていきますよ。
ごめん。貼り方雑で。
あっという間に14時の客入れ。会場にアイレンジャーのBGMを流し始める。
さあいよいよだ。
さぁ！準備はできた！おまいらいけるのか！ #rarirure http://t.co/A6KtKfQQCb
まずは前説。ディレクターのビーチと放送作家のアヤコさん登場。
ビーチさん、久しぶりの前説でテンパるｗ 見た目若いですが、ビーチさんはディレクター歴16年のベテラン。前説は若手の仕事になりつつあり「久々の前説だった」とのこと。 4月からは副部長に昇進します。いよっ中間管理職！
お待ちかねの藍ちゃん登場でいよいよ公録スタート。
まずはこのコーナー「お夜食ばん…ざい…」。
野中家特製カレーを会場から選ばれた女の子リスナーと実食。無事に「おいしい！」 の声。直前まで煮込んでいたため、ラリルれのスタッフ控室はカレーの匂いに包まれていましたｗ
ふつおた、会場からのお題で「のなかあい（はーと）だ・みつお」、歌って欲しい曲ランキングの発表と進み…。
「来週まで、いい子にできますか！？」で公開録音終了。でもまだイベントは折り返し地点。
ここからは大プレゼント大会でスタッフの私物大放出。神戸マラソンで藍ちゃんの汗を拭く予定だった緑のタオルも登場しました。
リスナーのみんなと念願の記念撮影をして、さあ、ライブパート！
ライブ転換の間は「どんなときだって」に乗せてラリルれの秘蔵写真スライドショー。好評で良かった。作ったのはボクですが、ビーチDの発案です。
LIVEセットリスト
M 夢のドライヴ
M にちようび
M 明日へのbrilliant road（angela）
M 幸せの種
野中MC：「形あるものはいつかなくなると言うじゃないですか。あの世には思い出と心しか持っていけない。
10年間『ラリルれ』やってきましたけど、リスナーさんと走ってきたことはあの世まで持っていこうと思います。ラリルれが終わっても、ラリルれで学んだことを生かせたらと思います。
最終回のオンエア…3月いっぱいで終わっちゃいますけど、お休みが取れたら、プライベートで神戸に来て聞こうと思っています。
放送して、やっとラジオってみんなのもとに届くものだと思っていて、作ってるだけだったらお蔵入りになっちゃったら届いてないじゃない？その気持は。
だからちゃんと、みんなに届いて、「終わった」っていうのを実感して、次に進んでいけたらいいなって。思っています。
だからみんなも、3月最終週は…聞いてね。
……泣かないと決めたので、このまま、しんみりする前に最後の曲、行っちゃいます！
M LOVE＠MESSENGER
「放送して、やっとラジオってみんなのもとに届くもの」
8年半のラジオディレクター時代に、何度か大切な番組が終わるという経験をしてきました。その中で、別のラジオが好きで好きでしかたなかったパーソナリティも最終回に「ラジオのスピーカーから流れる僕の声は沢山の人の想いが全部詰まった音、それがアナタに届いている。それが僕が学んだラジオ。」と歌いました。
（6分頃から。ちなみにこの放送もミキサー市村さん）
スマホ1台でどこからでも世界中に生放送ができちゃう時代になりましたが、ラジオから流れる音はやっぱり違うんですよね。
この日の公開録音だって、スターチャイルドとラジオ関西の沢山のスタッフが動いて実現して、ビーチDとアヤコさんが打ち合わせ重ねて台本書いて、舞台監督に照明に音響に物販に警備にと神戸のスタッフが集まり、日曜日だってのに全国から会場に600人もリスナーが集まったわけです。
ようやく藍ちゃんがマイクで喋って、そのマイクの音をPAさんがスピーカーから出しつつ、放送ミキサーに分岐して、その音にステージ脇のノイズマイクで集めた会場のみんなの声をミキサーの市村さんがちょうど良く混ぜて、さらにそれをトラックダウンしたものをビーチDが編集して、東京支社にMOを納品して、神戸と名古屋に宅配便で運ばれていって、ラジオ関西と東海ラジオのマスターに番組がセットされて、送信所から558kHzと1332kHzの電波が発射されてアナタの元に届きます。
これが特別な音じゃないわけがない。
いよいよ、最終回まで残すところ2回。
みんなの想いが詰まった音です。届いてこそのラジオです。聞いてやってください。
そして最終回へのお便り、まだ間に合います。
aipon@anitama.com まで、アナタの想いも届けてください。
野中藍さん、そして全てのラリルれスタッフの皆さん、6年前に勝手に辞めたディレクターが急に「公録手伝わせて」と言い出したにもかかわらず、笑顔で迎えて頂き感謝しています。
最後はハイタッチ会で全員にお別れ。
600人のラリルれリスナーの皆さん、素敵な公開録音をありがとうございました。
僕も最終回はradikoプレミアムに入って、生で聞こうっと。
野中藍ラリルれ、にちようび。
初代ディレクター 田野幸伸
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