「厳しい暮らしの人たちにこそ本物を」東京イチのドヤ街・山谷が誇る、クリントン大統領をうならせた珈琲店「カフェ バッハ」

グルメ
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都内No.1ドヤ街「山谷」。あしたのジョーの舞台となった所で、その昔は日雇い労働者が集まる貧困街でした。今は安宿にバックパッカーが世界中から集まるインターナショナルな街になりつつあるから驚きです。

そんな山谷に「厳しい暮らしの人たちにこそ本物を」と、世界各国から豆を取り寄せ、極上のコーヒーを出し続ける珈琲店「カフェ バッハ」があります。泪橋から歩いて3分ほど。

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2000年の九州・沖縄サミットのコーヒーを任され、コーヒーが苦手なクリントン大統領に手を伸ばさせた…という伝説を生んだ、日本を代表する珈琲店です。

2000年の九州・沖縄サミット。政府の面子にかけて各国の首脳をもてなさなければならない、そんな大切な晩餐会でワインの選定を任されたのは、世界最優秀ソムリエにも輝いた「田崎真也」。そして、コーヒーを任されたのが「田口護」。

田口がこの日のために用意したのは、自慢の「バッハ・ブレンド」。そして晩餐会は、食後のティータイムへ。各国首脳が、それぞれにコーヒーや紅茶など好きな飲み物を選び懇親を深めようとしていた、その時・・・コーヒーが苦手だったはずのクリントン大統領が「バッハ・ブレンド」を口に・・・。それは、驚くべき光景でした。-TV朝日「トリセツ」

田口護さんというのは1968年にバッハを開店させた店主で、コーヒー界の大師匠。バッハで修行してお店を出したお弟子さんは軽く100人を超えるそうです。

厳しい暮らしの人たちにこそ本物を、との思いから、店主を務める田口さんのご主人がコーヒー産地など60カ国以上を自費で。74年に本格的に自家焙煎を。そして75年に改装。でも急に客足が遠のいたそうで。敷居が高くなった、という声が。本当は体格のよい労働者のために広くて頑丈なイスに変えたり、新聞が読みやすいよう照明を明るくしたり。田口さん、店の外で一人ひとりに説明を。またたくさんのお客さんが店にもどってきてくれたとか。-朝日新聞2月19日付夕刊より:アートを楽しく-アートを身近に楽しんで頂けたら

カフェを100年、続けるために
カフェを100年、続けるために

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田口 護
旭屋出版
売り上げランキング: 90,615

小雨交じりの平日夕方に訪れましたが、お店はお客さんでぎっしり。10分ほど待って入店。(店内に待ちスペースあり)

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ズラッと豆の並んだ店内。

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深煎りから浅煎りまで、世界各国のストレートコーヒーが楽しめます。ブレンドが4種類もある喫茶店は初めて見ました。

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ここはやはり、クリントン大統領をも動かした「バッハブレンド」をいただきましょう!

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素晴らしい香りです。

ミルクもかわいい。

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お砂糖は粒大きめの白砂糖。

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ぷはー。豆のこととかよくわかりませんが、至福の香りが口いっぱいに広がります。

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店内もすこぶる上品。次回は文庫本を持ってきて過ごしたい。

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コーヒー豆は販売もしてくれます。ご主人が世界中を飛び回って探してきた極上のコーヒーを自宅で楽しめるなんて素敵すぎる。

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最寄り駅は南千住駅。10分ほどかかりますが、大通りを真っ直ぐなので、迷子の心配はありません。

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吉原からも歩いてすぐなので、帰り道に寄ったらいいんじゃないかな。

こんなに美味しいコーヒーが、台東区で飲めるとは夢にも思いませんでした。感動するよ。

カフェ バッハ
台東区日本堤1-23-9
03-3875-2669
【営業時間】8:30~20:00
【定休日】毎週金曜日

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