2014年10月11日・後楽園ホールは歓喜の声に包まれた。
43歳の挑戦者が27歳の王者を下し、NKB(日本キックボクシング連盟)ウェルター級の新チャンピオンになったのだ。
新チャンピオンの名は竹村哲。スカパンクバンド「SNAIL RAMP」のベース&ボーカルで、バリバリの現役バンドマンである。2000年にはアルバム「FRESH BRASH OLD MAN」でオリコン1位を獲得し、オールナイトニッポンのパーソナリティとしても活躍。
リングでは思わず男泣き。2002年のプロデビューから12年。ついにベルトをその腰に巻いたのだ。
竹村さん、すげえぜ!
今日の試合は判定2-0で勝ち、NKBウェルター級チャンピオンになる事が出来ました。応援して下さった皆さん、本当にありがとうございました。
http://t.co/bjtj2c0TnD
現役ミュージシャンが現役のチャンピオンになっちゃいましたよ。しかも43歳で。プロのリングに立つだけでもすごいのに、16歳下の王者に勝っちゃいました。もうね、客席で号泣。
【NKB】ダブルタイトルマッチで大和知也、竹村哲が新王者に輝く – eFight 【イーファイト】
フルラウンドの上2-0で判定勝利。お互いヒジで顔から流血し、首相撲中心のヒザの叩き込み合い。執念と気迫でつかんだベルトでした。すごかった。
@TAKEMURAAKIRA 新宿で祝杯あげて帰宅中、またこれカッコイイのでどうぞ*\(^o^)/*次も応援行きますからー♪ http://t.co/Ij7x2zDRCM
死すら覚悟してリングに上がる。「プロ」ってそういうことなんです。
ほとんど収入にはならないプロ格闘技の現状の中で、
有り得ない位そこに打ち込んで来た選手達の生き様が見えるんです。死や意識不明状態になる恐怖感とも闘いながらもリングで闘う、
その姿を生で観るというのは
日常生活の対極にあるんだと思います。俺も死ぬのはまだ嫌だけど、
リングでは死んでも仕方が無いと覚悟しているし、
選手としての自分は10/11で殺して欲しいとすら思っています。ーSNAIL RAMPオフィシャルブログ
37歳くらいでオッサンオッサン言ってたらダメだと教えられました。格闘技経験者としてこんなにしびれる夜はなかったです。
オフィスでも戦っていこうぜ!