「世の中便利になりましたね」とよく耳にしますが、世の中便利になりすぎてて震えています。
日曜日の昼ごろ、ポストに1枚の不在連絡票が。黒猫さんからです。
あれ、なんか頼んだっけな?寝る前にネットであれこれポチったけど、そんなに早く来るはずもないし…。
開いてビックリ。そこには寝る前に発注したamazonの文字。
え。ウソでしょ。
確かに昨夜21時42分にポチりましたけど、ボク、非プライム会員なのでお急ぎ便でもなんでもなく、通常配達で12時間なんですか?!
深夜1時に発送完了メール来ていた…。ちょっとブラックすぎないか…。
発注の流れ
- 21時42分にオーダー
- 1時11分に発送完了
- 10時21分に都内自宅に届く
いや、便利ですけれども。土曜日の夜中に市川市塩浜の巨大倉庫で働いてる人がいて、それを運ぶクロネコヤマトのドライバーがいるわけですよね。
そりゃ佐川急便が手を引くわけだ…。
2013年佐川急便はAmazonから手を引いた
佐川急便がAmazonと決裂したのは一昨年4月。
宅配業者にとってアマゾンについていくのは、容易なことではない。宅配便2位の佐川急便は、今年4月にアマゾンとの取引のほとんどを返上した。数量の変動が大きく、時間指定を含めサービスの要求水準が高い一方で、対価は極めて低かったからだ。
・要求高くて対価は低い 佐川がアマゾンとの取引撤退 宅配業界大揺れ-産経新聞
佐川が撤退したため、クロネコヤマトがAmazonの配達を支えています。社員の負担で。
「佐川の場合、住宅地に配る宅配荷物の多くは、下請けの軽四トラックに一個百数十円で委託するので、なかなか儲けが出なかったのですが、ヤマトの場合、自社のドライバーが運べば、外注費が発生しないためアマゾンの仕事を引き受けることができたんです。その分、ヤマトのドライバーの負担は重くなるのですが」
私は、ヤマト運輸で一〇年近くセールス・ドライバーをしている金井高志(仮名)に入社当時の仕事量を一〇〇とした場合、現在はどれぐらいかと尋ねてみると「一三〇に増えた」との答えが返ってきた。社歴の長い前出の近藤に同じ質問をすると「一五〇」という返答だった。他の複数の一〇年以上働くドライバーに訊くと、異口同音に「一五〇」という答えが返ってきた。
・アマゾンの配達 佐川急便が手を引きヤマトが引き受けた理由-NEWSポストセブン
サービスの向上はありがたいことです。土曜日の夜に頼んで日曜日の午前中に商品が届くとか便利で仕方ありません。しかもこれがプライム会員のお急ぎ便ならまだしも、「通常配送」でこの対応。
Amazonの夜勤はいいとして、ヤマトのドライバーさんが不憫に思えてきました…。
でもこれが30年後とかに全て自動運転でロボットが配る未来が来たとすると、ドライバーの雇用がって話になるんですよね。
難しいなあ…。