気がつけば3月。卒業旅行シーズンとなりました。初のヨーロッパへフィンエアーで向かうという学生さんも多いのではないでしょうか。 人生初の長時間フライトという方もいるでしょう。心配ですね。
そこで今日は、ロンドンから成田まで乗ったフィンエアーのエコノミークラスとエコノミーコンフォートの乗り心地、そして機内食を徹底レポートします。え、どうして片道で2種類レポートできるのか?
それは後ほど種明かしいたしましょう。
いや、ビジネスで行くんだけど、というセレブな方はこちらをご覧ください。
人生初のビジネスクラス搭乗記なので、フィンエアーの人にマナーと楽しみ方を聞いてきた【ドレスコードあり】 : たのっちのぶろぐ
エコノミークラスレビュー
まずはロンドンからヘルシンキへ向かう機内。
実にノーマルなエコノミークラスです。
モニターはこんな感じ。
AVコントロールはここね。
膝前スペースは拳1個分。ただし僕は168センチしかないので、足の長い方はご注意。
足元はこれくらいの余裕。
エコノミーにはスリッパが付いていませんので、一つ持ってくると便利ですよ。これは行きのビジネスクラスでもらったマリメッコのやつです。
ACアダプタが各席にあるのがフィンエアーのいいところ。(座席の下の方)。ただし、お隣と共有なので、早いもん勝ちとは言わず、譲り合って使いましょうね。9時間とか乗るわけですから、交互に充電しても困りません。
ロンドン-ヘルシンキ間は隣に人がいなかったので広々。こんなこともあります。
3時間でフィンランドに到着。海が凍ってる!
機内食レポート
機体を乗り換えてヘルシンキ-成田間はセンター4人がけの真ん中の席。
さあ、お楽しみの機内食です。日本蕎麦でてきたw
メインはショートパスタか鶏肉+ライスから選べます。
パンも付いてきて、炭水化物まつりです。そんなに食べられないってばよ。
ちなみにこのパン。冷たくて固いです。覚悟して下さい。
じゃじゃんっと。
おてふきと
塩・こしょうが似てるのでお間違えなく。
フォーク、ナイフ、スプーンにナプキン。
デザインはマリメッコでかわいい。
あとはお水と
デザート。ムーミンのミーです。
ドリンクはシャンパンをチョイス。学生諸君、飛行機は気圧が低くてやたら酔うから気をつけてね。
シャンパンはイタリアのプロセッコ DOC トレヴィーゾ。赤と白はフランスのペットボトルタイプのもの。
さらに炭酸水がシートポケットに入っていました。欧州の人って、炭酸水好きよね…。
いただきまーす。
うん。美味しい。パスタは裏切らない!
パスタに蕎麦を合わせるってどうかしてるけど。
この蕎麦、甘い!
犯人はこちらのツユ。日本製なので文句も言えず…。こちとら江戸っ子でい!福岡て!
パンは固いです…バター塗ったけど無理して食べなくていいかも。
さきほどのミーはチョコバーでした。
シャンパンやワインのおかわりも自由ですが、くれぐれも飲み過ぎないように…(頭痛くなった)。
デザートは最高。なぜならハーゲンダッツだからさ!コーヒーと合わせて最強!
外国サイズなので、でっかい!
メイドインフランス。
ちなみに、行きのエコノミーはスーパーカップ(小)だからね。ハーゲンダッツの感動はないよ。
チョコバーはブラックサンダーw
ついでにこれが成田-ヘルシンキの機内食。(写真提供:暇な女子大生)
あー、ハーゲンダッツでとにかく幸せでした。
就寝前にまさかのハプニング
食事も終わり、さーて寝ようかなとした時、ハプニングが起きました。クッションと毛布もマリメッコね。
おやすみな…あれ?
あれ、あれれれれ?
座席がリクライニングしない!
これはまいった。なんか変なとこロックしちゃったかな…。CAさんを呼ぼう。
た「あのー、リクライニングボタンが効かないんですけれども…」
CA「それは申し訳ございません…少々お待ちください」
-5分ほどして戻ってきたCAさん。
CA「お客様申し訳ございません、フライト中は座席を修理することが出来ませんで…」
た「(まじかー…)
CA「前のほうに開いてるお座席がありますので、お手数ですが移動していただくことはできますでしょうか?」
た「あ、はい、お願いします」
ということで隣の日本人女性も寝ているところごめんなさい。荷物をまとめて、座席の大移動です。
えっらおっちら、前の方の席、前の方の席…。
え?ここ!?
「エコノミー・コンフォート」って書いてありますけど…。
CA「こちらでよろしいですか?」
よろしいも何もまさかのクラスアップ!「ワンランク上のフライト」ですよ。ありがとうフィンエアー!そして、壊れた座席にも感謝!
エコノミーとエコノミーコンフォートの違いはこちら。国内線でいうところのJALの「クラスJ」みたいなやつ。ちなみにパーソナルキットはもらえませんでしたw。
足元、広っ!!最前列だったので前にシートもなく、全力で伸ばせる!足が短いのはナイショ!
1番嬉しかったのが、ノイズキャンセリングヘッドホン。正直、エコノミーのイヤホンは音質が酷くて、映画1本見るのはなかなかの苦行。ロンドン-ヘルシンキ間で15分くらい見て、途中で聞き取りづらくて止めてしまっていました。
それに比べてこのヘッドホンの優秀なこと!フィンエアーさん、有料でいいのでこのヘッドホンだけオプションで貸し出して下さい。10ユーロ(1200円ちょい)くらいなら払います。映画1本より安いし。それくらい素晴らしい。
この時点でまだ日本未公開だった「オデッセイ」を1本丸々見て、足元広々と眠りにつきました。エコノミーコンフォート最高かもしれない。通常は60~75ユーロ追加とのことですから、2016年3月8日時点で125円換算して8000円くらい。絶対こっちにしたほうがいい。同時に比べたから間違いない。エコノミーとぜんっぜん違うw
もちろん、ビジネスとは高い壁があります。値段も数倍違うし、料理もお酒も別物。このカーテンが越えられない壁(これより先はビジネスクラス)。でも、普通に生活してたら、ビジネス乗ることないよね…。
朝食:フィンランドのヨーグルトがうまい
いよいよ日本に近づいてきたところで朝食。さーて、何が入っているかなー♪
ソーセージにスクランブルエッグ、ほうれん草のソテー。
ほうほう。いけるいける。
パンは相変わらず固い…。
あとはチーズと
オレンジジュース(ゼリーかと思った)。
ヨーグルト。
このヨーグルトが当たりで、ベリー大国フィンランドのブルーベリーヨーグルトは半端じゃない。果肉がごろごろ。
エコノミーの量では足りないという方、もしくは沢山飲みたいという方は別メニューもありますのでどうぞ。
おつまみプレートいいな。
エコノミーコンフォートは作業スペースも広々で、原稿もバリバリ書けますよ。
そんなこんなで無事成田空港に到着。いいフライトでした。機内の雰囲気、伝わりましたでしょうか?
結論:ちょっと贅沢してエコノミーコンフォートにアップグレードすると最高。
座席のリクライニングが動作するか早めにチェックしておきましょうね!
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・フィンエアービジネスクラスのレポートはこちら。