フロリダのジャクソンビル(JAX)からシカゴ(ORD)経由で成田(NRT)へ帰っているのですが、ユナイテッド航空のカウンターへ向かったところ、
「お前の予約は今日じゃねえぜHAHAHA!」と、まさかの予約が入ってない宣告を受けました。
海外旅行トラブルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
チケットカウンターの屈強な黒人のお兄さんは英語であれやこれや言ってるけど、全くわからないTOEIC260点のわたくし。運良く空港まで送ってくれた米国在住の親戚がいたので、通訳してもらえました。叔母によると予約が来週の日付で入っているとのこと。
今回の旅行は息子と母と来ており、僕だけ先に帰って、夏休みの息子は来週まで滞在するプランだったのですが、僕の予約も来週になっていると。
いやいや、信頼と実績のJTBが手配したチケットですよ?
プリントアウトして手元にある予約済みの行程表にはちゃんと今日の便が書いてあります。カウンターのお兄さんも画面と紙なんども見比べていますが、
「予約は入っていたが、8日に変更になってるぜ?」と。
変更なんてしてないから!
一瞬、来週までアメリカにいてもいいかなと思いましたが、「飛行機トラブルでもう1週間休みます」ってこのオリンピックの時期に言えるわけないだろう。
叔母さんの旦那さんのアメリカ人のおじさん(元米空軍)まで参加してあれこれ説明してもらって、出た結論が「300ドル払えば乗変できるぜ」。
300ドル=3万円wwww
新手のボッタクリか。しかし座右の銘は「お金で解決する」のわたくし、3万円払ってあとでJTBに領収書持って行って暴れればいいかと即決するところでしたが、いやいやその前にJTBに電話してみようということで、JTBの日本語サポートセンター(ニューヨーク)に電話。
ちなみにフロリダではauは使えないので米国人のおじさんの携帯を借りました。こういう時に困るので海外で携帯使えるかちゃんとチェックしておこうね…。
JTBに電話したところ、旅券のことは予約センターじゃないとアナタの個人情報を見られない。日本は夜中(夜11時半だった)でセンターやってないから、ひとまずユナイテッドの日本語サポートセンターに事情を説明するといい、と、電話番号を教えてくれました。まぁ時差はどうにもならないよね。
ということでユナイテッド航空の日本語サポートセンター
TEL:1-800-537-3366 に電話。
「もしもし」
「はい、どうしましたか?」
日本語が通じるって素敵。
事情を説明すると、「すぐに確認します」とキーボードカシャカシャ音。
予約はできてますよ。予約番号は×◯▲の…。これをカウンターで伝えて下さい。とのこと。
あー良かった。お礼を言って電話切って、予約番号を屈強なお兄さんに伝えると…。
「だから、その予約は入ってねえって言ってるだろ」
えええええええええええ!
もう駄目です。きっと英語のできるおじおばがいなかったらここで3万円出していたでしょう。
再度日本語サポートセンターに電話して、「予約入ってないと言ってる」と伝えると、センターのお姉さんもビックリ。「電話で話してもらっていいですか」と、携帯をお兄さんに渡そうとしたところで…。
「あ、予約できてる」
おい!どういうこっちゃねん!
「システムがそうなってたんだから、仕方ねえだろ」と、一切媚びることなく、サクサクと旅券を発券するお兄さん。
「急ぎなよ」。
そう言ってチケットとパスポートを僕に渡すと、スーツケースは運ばれていきました。ちょっと!お前のところのせいだろが!でもとりあえずサンキュー!これで帰れる!
さて、どうしてこのような事態になったのか、空の上でじっくり考えてみました。
どうしてこうなった
仮説1、発券カウンターの屈強なお兄さん、苗字の「Tano」だけで1週間後の母と息子の予約便と間違えていただけで、僕の予約は最初から問題なかった。
仮説2、なんらかのトラブルで予約変更になっていたものを、日本語サポートセンターのお姉さんが直してくれて、端末に反映されるまでタイムラグがあって、話している間にアップデートされた。
さあ、どっちでしょう。
でも、発行してもらった席がちゃんと日本で予約したとおりの席だったので、多分お兄さんが間違ってただけだと思うんだよなーw。
原因と対策
これがヒューマンエラーだとすると、実は最初の原因は僕にあります。
カウンター前の自動チェックイン機で通常はチケットを発券するのですが、機械は日本語対応ができていて、通常はここだけでチケットは完結するはずなんですよ。
最初に予約番号を入れたら、エラーが出て、カウンターで発券してくださいってメッセージが出て今回のトラブルになったのですが、今思うと、入れた予約番号が航空券のものではなく、予約全体の番号を入れちゃってたんですよね。
日本語サポートセンターに教えてもらった予約番号、よく見たら工程表にちゃんと印刷されていました。英語で書いてあったからわからんかったけど。
なのでおそらくは最初からこの番号を発券機に入力していたら、カウンターのお兄さんも間違えなかったし、こうやって「ユナイテッド航空のジャクソンビルカウンターの屈強なお兄さんとトラブルの巻」なんて日本人のブログで晒されなくても済んだんですよね。
下のほうを見ると、ちゃんと「REF:航空会社予約番号」って書いてあったw
そして、海外の航空会社に乗るときは事前に日本語サポートセンターの電話番号をメモしておくといいですね。この番号をJTBに教えてもらわなかったら詰んでましたから。
ユナイテッド航空 日本語サポートセンター
TEL:1-800-537-3366
こんなこともあるので、空港には早めに着いておくと安心です。手荷物検査を抜けて搭乗口ギリ30分前でした。
よい旅を。
追記
帰国翌日、JTBから電話がかかってきました。チケットの件、ご迷惑をお掛けしましたと。
原因としては、ユナイテッド航空の予約システムが本当に不具合だったそうです。操作ログを調べたところ、僕の予約が入れ替えられたり戻されたりした履歴があったとのこと。
ジャクソンビル空港カウンターのお兄さん、疑ってゴメン!!