みんなのごはんで公開した「ロンドンで和食がまさかの進化!ベーコン&目玉焼きの「イングリッシュブレックファストうどん」という記事が沢山の方に読まれまして、気がつけば1万ツイート超え。
その流れで「痛いニュース」「ハムスター速報」「アルファルファモザイク」にまとめられるという恐ろしい事になっているわけですが、今日はこのお店を探してロンドンの街をウロウロしていた時に、路上で現金を強奪されそうになった裏話を綴ってまいりましょう。
ロンドンで和食がまさかの進化!ベーコン&目玉焼きの「イングリッシュブレックファストうどん」 – みんなのごはん
観光客に道を聞くという典型的な詐欺
うどん屋「Koya」があるのはSohoというエリア。雨の午前中で人もまばらですが、ガッツリ繁華街です。
ロンドンのヘソであり、怪しくいかがわしい店(ストリップ劇場)から、ミュージカル劇場、ロニースコッツや、チャイナタウンにミシュランスターレストラン、ジェントルマンズクラブなどが集まる華やかな地域です。ゲイエリアとしても賑わっているそう。あらいやん。
電話ボックスを見ると、ちょいとピリっとしますね。
ソーホースクエアガーデンという公園のすぐそばにうどん屋さんはあります。そばだけに。
この辺りを歩いている時に事件は起きました。
当日のFB投稿はコチラ。
ロンドンの街を歩いて1時間でレバノン人に詐欺に合いそうになる。持ってるわー俺。
田野 幸伸さんの投稿 2016年1月31日
ベタベタの観光客に道を聞くはずがない
うどん屋さんを探して路地を歩いていると、前方から地図を持った中東系のおじさんが声をかけてきました「道を聞いてもいいかい?」。
この時点でおかしい。どこからどう見ても東洋人で、胸には大きな一眼レフをぶら下げている人間が、地元の道を知っているわけがない。むしろ英語だってほとんどわからない。
地図を見せて道を聞くそぶりで近づくと、「お前はどこの国からきたんだ?」という話。すでに地図はしまわれ、世間話に引きこもうとしています。
た「日本から来たよ」
犯「本当か!俺の弟がむかし日本で働いていたさ!」
た「え?」
犯「(握手)いやー、日本はいいところなんだろう?」
た「はあ(あれ、地図しまった。道は?)」
犯「 俺はレバノンから来たんだ、そうだ!レバノンの紙幣を見たことあるか?見せてやろう!」
た「は?は?は?」
犯「(財布を取り出して)ほら見ろ!こんなデザインなんだ、カッコイイだろう?おおそうだ、日本のお紙幣はどんなデザインなんだ?見せてくれよ」
はい、詐欺です。
詐欺で済めばいいですが、財布を見せた瞬間に刃物でも出されたらたまりません。
た「日本円なんて持ってないよ」
犯「そうか、じゃあ、ポンドが見てみたいな、ポンドなら持ってるだろ?」
ヘタクソか。
あまりの下手さに笑ってしまいました。吹き出すのをこらえつつ、
た「いまは全てカードで払う時代だろ?現金を持つなんてナンセンスさ。じゃあね」と小走りでその場から逃走。犯人の写真を撮る暇がなかったのが悔やまれます。
雨で人通りが少なかったとはいえ、日曜日の朝11時ごろですよ。普通の路上で観光客を狙った詐欺。海外では基本的に近づいてくる人を信用してはいけません。
人通りの多い交差点まで出て一息。中学から大学まで格闘技三昧で合気道もやっていたので、多少の刃物くらいなんとかなるんですが、後から航空会社の方に聞いたら、仲間がぶわわっ!と出てくるから戦っちゃダメ、とのことでした。あぶねえあぶねえ。
無事にうどん屋「Koya」に到着
先ほどの道は通らないように迂回しながらお店に到着。
無事にイングリッシュブレックファストうどんを食べることができましたとさ。
ボクは男子なのでひとまず無事にすみましたが、女性の一人旅の方などは充分にご注意下さい。ロンドンはヨーロッパの中でも治安のいいほうですが、観光客丸出しで歩いてると、こういう怖い目に遭いますよ…。
=================================
著者をフォローしてみる→Follow @tanocchi
LINEで更新を受け取ろう!→
フィード登録はこちら→
プロフィール、連絡先はコチラ。