福岡へ出張してきたのですが、会社から渡された航空券は「スターフライヤー」。

飛行機であちこち行きまくってるわたくしですが、スターフライヤーは初。まず羽田空港から乗れるんだということすら知りませんでした。(住まいが上野で成田空港のほうが近いので…)。
ジェットスターやバニラエアなどの本格的なLCCが出てくる前は、スカイマーク、ソラシド、スターフライヤーなどがいわゆる「エコノミー」な格安航空会社だったわけですが、先発ゆえお宝の「羽田発着枠」を持っているスターフライヤー。
顧客満足度8年連続1位との評判ですが、実際のところはどうでしょう。初めて乗る飛行機は徹底的に調べるタイプなので、詳細をレポートします。
乗ってみてわかったこと
- 使用機材はLCCと同じエアバスA320
- 座席数を180から150にしてスペースを確保
- 全席コンセント/モニター完備
- お値段はLCC以上フルキャリア未満
- 最大のメリットは「羽田空港発着」
行先によって羽田空港のターミナルが違う

やってきました羽田空港。スターフライヤーは行先によってターミナルが違います。

北九州行きは第1ターミナル。福岡、関西、山口行きは第2ターミナルです。間違えないようにね。

スターフライヤーはANA系列
スターフライヤーはANA系列のため、第2ターミナルで乗る場合は、ANAのカウンターおよび発券機を利用します。手荷物もです。意外とハードル高い。

出発カウンターは端っこの方。というか下の階。バスに乗って飛行機まで行くパターンですね。

こういうちょっとした不便の分、チケット代が安くなるなら大歓迎でさあね。

飛行機はエアバスA320
使用機材はエアバスのA320。ジェットスターとかバニラエアと同じやつです。

ただし、座席数が違います。ジェットスター・バニラエアは180席。スターフライヤーは150席。
ジェットスターの日本国内線、オーストラリアとニュージーランドの国内線、アジア各国間の国際線はA320型機で運航しています。座席数は計180席で、通路が一つのタイプの旅客機の中では、最も客室の幅が広くなっています。
バニラエアでは、エアバス社の旅客機であるA320(180席)の旅客機を使用しています。
座席を30席減らすということは、それだけシートピッチが広がるということ。足元にだいぶ余裕が生まれるんですよ。

スターフライヤー機内レポート
初のスターフライヤー、その実力はいかに。

座席は黒のレザーシート。高級感がありますね。

足元広々。となりのおじさまもすっかり足を伸ばしています。

フットレストもあって、なかなかのものです。

身長168センチしかないので余裕ですが、180センチとかで足の長い方はフットレストいらないかも。

ヘッドレストは可変式。ぐっすり寝る時に寝返りを防止してくれますね。

国内線短距離で必要なのかと問われれば疑問形ですが、全席モニター完備です。

USB&ACのダブル充電体制
モニターよりありがたいUSB充電ポート。

シートの下にはAC電源もあります。

出張族にはありがたい作業環境です。

テーブルは可変式になっていて、

13インチMacBook Proがなんとか乗ります。さあ仕事するよ。

ヘッドホンは音質に難あり
肘掛けの先端にモニターの音声プラグはあります。LR別々のタイプ。

まあ、どこの航空会社さんもそうなんですが、イヤホンの音質が悪すぎる。スッカスカ。

手持ちのステレオミニプラグが使えるので、自分のイヤホンを使うことをオススメします。
2000円ちょいのカナルイヤホンでも雲泥の差です。

LCCとは違いドリンクサービスばっちり
サービスはANAやJALなどのフルキャリアと同じで、当然ドリンクも無料で出てきます。

ホットコーヒーはタリーズで、チョコまでついてくる。嬉しい。

スープもばっちり。

トイレはまあ、同じですねw。

鏡があったのでトイレで記念撮影。今年40歳になります。

最大のメリットは羽田発着
羽田ー福岡は1時間50分で着いてしまうので、正直あっという間です。機内を満喫する間もありません。LCCとの違いは足が伸ばせることと、電源があることと、羽田から飛べること。
成田空港までスカイライナーや成田エクスプレスで行くと、LCCの飛行機代と変わらなくなるときもしばしばありますが、羽田空港なら概ね1000円以内で都内各所から1時間凸凹で行けるでしょう。
事前予約のタイミングで変わりますが、1ヶ月前予約で片道12000円~15000円くらいの感じ。ジェットスターより5000円くらい高いかな。往復で1万円の差額。

往復1万円と羽田発、ゆったりシート、電源ありを享受するかどうかですね。ANAやJALよりは格段に安いので、福岡に行くときは比較検討してみるといいですよ!


