人生初岐阜。名古屋のウェルビー今池でサウナを満喫した後、JRに乗ってやってまいりました。
関東に住んでいると都市間の距離感がいまいちわかっていなかったのですが、名古屋からたった20分で岐阜に着いちゃうんですね。これからたっぷり書きますが、こんなに素晴らしいカレーが待っているならもっと早くに来るんだった。ああ後悔!
岐阜駅前にひっそりと佇む絶品カレー「三日月バル」
今回の旅は岐阜で夕食を食べようと決めていたのですが、地方で美味しいお店を見つけるコツは「伝統より革新」。名物に美味いものなしと言いますが、江戸時代から続く名物なんてのは、江戸時代クオリティの美味しいものだったりします。※詳しくは掟ポルシェさんのコラムをご覧ください。
地方の家賃だからこそできるチャレンジがある。それを味わいたい!ということで岐阜駅から徒歩5分ほど。飲み屋街の片隅に素晴らしいお店がありました。
それがこちら「三日月バル」さんです。ちょっとひっそり佇み過ぎじゃない?
アジア・エスニック百名店に選出
見た目は名前どおり完全にバル(BAR)。
まさかここがアジア・エスニックの百名店とは思いませんよね。日本は広いなあ。
BARということで、まずはスパイシージンジャーエール。甘くなくて後味スッキリ!
魅力的なドリンクのラインナップ。悩んだのですが、今日はシラフでカレーと向き合うことにします。
ありました。3種のカレーとライス、1400円。その他にも食べたいメニューが目白押しだったので、念のため聞いてみました。
「カレーの前にいろいろ頼んだら、食べきれなくなりますかね…?」
「いろいろついてきますので、結構量ありますよ…?」
45歳にもなると自分の胃袋のキャパがわかるようになってきます。カレーを頂いて余裕があったら追加オーダーすることにしましょう。
3種とカレーのライスは副菜たっぷり
スパイシージンジャーエールを飲みつつ15分、きました!この品数をワンオペじゃ時間がかかって当然ですね。
カレーはチキンカレー、キーマカレー、サンバルの3種。南インドのミールス形式のため、他にも副菜が目白押しで、これで1400円はコスパいいかもしれない。
ライスはバスマティライス。インディカ米の中でも特に香りが良い「香り米」の高級種です。パラパラ感が強いので、ルーと合います。
スパイスバリバリのチキンカレーと相性グンバツ。
キーマは優しめ。揚げたナスがいい仕事しています。
甘みがほっこりとさせてくれるかぼちゃのコランブ。お隣の筍ウシリも食感がとても良い。崎陽軒のシウマイ弁当と同じ役割を果たしています。
パクチーまみれのワダ。全体的にそこまで辛味は強くないんですが、スパイスはバッチリ効いていて、食べているうちにじんわりじんわりと汗が湧き出てきます。
パリパリのパパドでカレーをすくったり、ポリヤルを乗せてみたり。楽しいなあ。
ミールスはいろいろ混ぜてぐちゃぐちゃにするとなお美味いです。スパイスの多重奏。このままペロリと感触してしまいました。さあ、追加オーダーだ!
最高のおつまみ!「ちいさな中東盛り合わせ」
メニューを見たときから気になって仕方なかった「ちいさな中東盛り合わせ」。岐阜で南インドだけでなく中東も楽しめちゃうとは。
フムス、ババガヌージ、ピーマンのドルマ、ファラフェル、人参クミン。「ちいさな」といいますが、ボリュームあります。カレーの副菜と被らないのがすごいなあ。品数豊富。
レンゲの上のペーストを、全粒粉パンですくって食べる。とても美味い。
カレーの後でもぐんぐん進んでしまう。これはヤバイ。
その中でも特にヤバかったのがピーマンのドルマ。めっちゃくちゃ美味しいこれ。10個食べたい。
揚げたてアッツアツのひよこ豆コロッケ。やけどするかと思った。くそぅ。ビール飲みたい。
人参もずっとつまんでいたいお味。やはりこちらは「バル」なんですね。泊まりで岐阜にきたら痛飲しよう。
素晴らしかった。本当に素晴らしかったです三日月バル。名古屋で仕事があるときはまた寄りたい。むしろここのカレーのために仕事を作りたい。というか東京駅からたった2時間だから行っちゃうかもしれない。いっちゃうぞバカヤロー!
ごちそうさまでした。
お店データ
三日月バル
岐阜県岐阜市住田町2-20
JR岐阜駅 徒歩3分
名鉄岐阜駅 徒歩5分
定休日:水曜日(ときどき木曜日)