やってきました赤坂サカス。TBSラジオのお祭り「ラジフェス2016」に参戦してまいりました。
ニッポン放送のラジオパーク、文化放送のグリーンサウンドフェスタ浜祭と並ぶラジオ界の一大フェスなのですが、TBSは首都圏唯一のラテ兼営局。社屋の立派さが違いますな。
ラジオ業界の簡単な説明をしておきますと、TBSラジオがぶっちぎりで聴取率トップ。2位にニッポン放送、3位にTFM、4位に文化放送と続きます(2016年8月レーティング)。16年間その座は揺らいでいません。2001年8月よりってことは、僕が2年目のADの頃ですね。あの頃からずっと勝ち続けてるのは本当にすごい。
負けてる局の人達は「TBSラジオ聞いてるのは爺さん婆さんだから、10年すればみんな死んでこっちの時代になる」と言っていましたが、15年たっても全く勝ててません。きっとあと10年たっても勝てないと思います。
身の丈にあった「ラジオイベント」
TBSといえば赤坂不動産と揶揄されるほどの良い施設を持っているわけです。社屋の下に常設ステージも広場もあるわけですから、これはイベントやりやすいですよね。
ステージはジャニーズに始まりJUNKの公開収録に爆笑問題の日曜サンデーの生放送と盛りだくさん。
ステージ以外はブース展開。ラジオスポンサー企業のサンプリングの場でもあります。「牛乳石鹸」「セメダイン」「赤帽」。ネット広告では見かけない企業の数々に歴史を感じますね。
TBSラジオと言えば、故・永六輔さん。自社で出していた永さんのブースはグッと来るものがあります。
この「エイのぬいぐるみ」は、故・大橋巨泉さんから贈られたもので、エイのぬいぐるみを見つけると、永さん→エイさんということで買ってきてくれたんだとか。ご自宅から借りてきた実物だそうです。
後はスタジオに見立てたスペースを作ってARで写真撮影ができるコーナーと、
番組グッズ物販。それだけ。この予算をかけてない感じが実にいい!だってラジオなんですから。自社前の広場で常設のステージに常設の小屋で物販、あとはスポンサーブースで赤を出さない着実なイベント運営。これぞTBSラジオ。
グルメブースもちょうどいい
フェスと言えば楽しみはグルメなわけですが、数はそんなにありません。コチラ薩摩の「牛の蔵」。
肉寿司(700円)に、
さつま汁(300円)。合わせて1000円でお釣りに小銭を出さなくていい仕組みですね。
肉寿司は当たりでした。炙りたてで美味しい。
あとは地方ブースが色々出ていて、明石観光協会の明石焼きとか、
震災のあった熊本のブースなど。高知や北海道もありました。
伊香保温泉の水沢うどんは大行列だったな…。
茹でたてで喉越し良かったですよ。
赤帽のゆるキャラも人気でした。
ラジオがイベント打つと、なんとしても放送外収入をあげなきゃ!グッズ買ってくれ!みたいな悲壮感があるんですが、さすが王者TBS。ちょっと食べて飲んで、ワンステージ見て2時間楽しめてちょうどいいでしょ?みたいな感じが非常に好感度高かった。フードもお手頃な値段でしたし。
メガネびいきのTシャツだけ売れ残ってかわいそうでしたけど、クソメンクソガールのみんなは引きこもっていたのかな…。
常に花形のテレビと一緒だからこそ、調子に乗らないTBSラジオ。勘違いしないTBSラジオ、ラジオの未来を背負って立つトップランナーの風格を感じた秋の赤坂でした。
ここまで書いてあれだけど、10代のみんな、ラジオって知ってる?
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