2022年も終わろうとしていますが、今年食べたものの中で美味しかったものをメモしておこうと思います。歳を取るにつれ、食べ物に感動することが少なくなってきたのが悩みのタネですが、そんな中でも心を動かされたのが以下の3つとなっております。
ではまず3位。
第3位 えとやの梅の実ひじき
佐久間宣行さんのLIVEBUYという通販番組をうちの会社がやりまして、その中で佐久間宣行さんイチオシのアイテムとして紹介されていたのがこちら。太宰府十二堂えとやさんの「梅の実ひじき」です。
佐久間さんがそんなに美味しいっていうなら買ってみるかー。くらいの軽い気持ちでポチりましたが、こんなに美味しいものをスルーして生きてきたことに絶望するレベル。ひじきって美味しかったんだね。
お値段756円。今年食べた1000円以下のモノではダントツの1位です。米が一瞬で消えていくので、炭水化物を控えている方はご注意を。
通販で買えますが、送料がクール便で高いので銀座三越のB3でまとめ買いするのもありですし、ふるさと納税の返礼品にもなっているので、ぜひゲットしてみてください。
第2位 荻窪「人と羊」のひつじそば
食通の掟ポルシェさんが2020年一番美味かったものに挙げていた、「人と羊」のひつじそば。昨今の物価高を受け、なんと1杯1900円という超絶セレブ価格のラーメンになりましたが、その値段相応の美味しさが詰まった一杯でした。
僕が異常な羊好きという補正がかかってますが、普通の人が食べても美味しいと思いますし、羊好きの人はこれを食べずに人生終わったら後悔しますんで、荻窪までいきましょう。
食べ終わったあと、マスクの中が半日羊の香りで満たされます。それくらい羊です。
あと、お一人様専門店というのも最高。美味いものは黙って食え。食材とサシで向き合える最高のお店でした。
先日さらにお高い牡蠣入りの「ひつじそばPierre(ピエール)」もいただきましたが、こちらは僕にはちょっと欲張りすぎちゃったかな、という感じでした。来年は味噌が日替わりの日を狙います。
第1位 信濃町「バンダラランカ」のスリランカカレー
2022年、45歳のおっさんが食べて一番美味しかったものは、信濃町「バンダラランカ」のスリランカカレーでした!
アートコンプレックスセンターという現在アートギャラリーの1Fにあるスリランカ料理店で、夏にプロレス芸術祭を見に行った帰りに、ふらっと入ったお店だったのですが、ランチで頂いたスリランカカレーに衝撃を受けました。
コロナ前はランチブッフェをやっていたそうで、コロナになってからはそのブッフェで並んでいたであろう、様々なスリランカ料理がワンプレートに盛り合わせて出てきます。
ベースはカレーなんですが、数十種類のスパイスを使ったあれやこれやの料理が混ざり合って、味の二重奏どこじゃない複雑さ。ココナッツとモルジブフィッシュ(あちらのかつお節)と豆と大根とビーツとチキンと辛味とグッチャグチャに旨味成分が舌を襲ってきます。これはすごい。
正直、今年は神戸で1人3万円以上する神戸牛を食べてみたり、地方に行くたび1人2〜3万円の寿司屋に行ってみたりもしたんですが、バンダラランカの圧勝。いやまいった。
今回1位指名するにあたって、初回の衝撃補正があってはいかんと、年末にもう一度味を確認しにいきましたが、やはり美味い。ぜひ一口ずつプレートの上を味見したら、そのあと全部ゴリゴリに混ぜて食べてみてください。味覚が大渋滞する幸せをぜひ体験していただきたい。
さらに食後にはデザートとともに紅茶が次々と出てきます。さすが紅茶の国スリランカ。この日は紅茶3種類と締めのハーブティーで、紅茶4杯いただいて帰りました。これもランチ料金に含まれてます。
こちらもつい先日値上げされて、ランチが1950円とかなりセレブな価格になりましたが、朝と夜を食パンだけにしてでも行ってください。89円のレトルトカレーを半分ずつ塗って3枚ずつ食べれば200円で2食いけるから。おじさんとの約束だぞ。
2023年は何を食べよう
突き詰めれば、世界一美味しい飲み物はビールとコーラの一騎打ちですし、世界一美味しい食べ物はマクドナルドのチーズバーガーでしょう。しかし、世界で2番目に美味しいものを食べるからこそ、「ああ、これもうまいけどあれが一番だわ」と認識できるもの。
舌を鍛えるために亜鉛サプリメントを毎日欠かさず飲みながら、2023年も新しい味との出会いに期待することにしましょう。
今年もよろしく美味しんぼ。